新型コロナウイルスと異常需要

社会問題

連日のようにメディアで新型コロナウイルスの情報が報道されていますが、もはや今現在どのくらい日本全国で感染が広がっているのか把握できていないのでは?と思います。
いったいこの混乱はいつまで続くのか本当に異常な状況です。マスク不足に限らず、生活の様々な部分に影響が出てきていますね。もうすぐ新生活が始まる方も大勢いらっしゃると思います。故郷を離れる方はただでさえ準備に大変なのに、コロナウイルスの件もあるので余計に不安でしょう。個人情報の関係もあるので、どの程度感染された方がいる地域情報が公開されるかは分かりませんが、とにかく正しい情報を公開して欲しいと願うばかりです。
現在101の国と地域で感染が確認されています。目に見えないウイルスは脅威でしかありません。日本で現在感染確認された方は505人、となっています。残念ながらコルクの地域でも感染の方が確認されました。

ドラッグストア従業員が感じる新型コロナと異常需要の現状

デマが招いた異常需要

さて、コルクは今ドラッグストア従業員として働いています。この業界にて10数年、東日本大震災時も勤務中でした。あれからもう9年経とうとしています。
あの瞬間を忘れもしない、思い起こすような、需要と供給が追い付かない状況になっています。
しかし震災で工場や道路が機能しなくなり供給できない、という状況になっているわけではありません。
皆さん分かってはいると思いますが、SNS等のトイレットペーパーやティッシュが無くなるかも。。。というデマ情報のせいで買い占めが全国各地で起きました。それらの製造元、原材料が中国だから入ってこなくなる、との間違った情報のせいで無くなる前に買いだめしておいたほうが。。。という誤った情報が瞬く間に拡散してしまいました。本当は、ほとんど国産なので無くなるなんてことはないのですが。。。また、紙類の材料がマスク製造に回されるかも?なんて憶測も出ているようでそれも影響を及ぼしたようです。まさかこんな地方でもその影響がダイレクトにあるとは思いもしませんが。一瞬で広まる恐ろしさ。
冷静になりましょう。今この時も各メーカーの工場はずーっと作り続けています。在庫はどんどん増えているのです。それでもやっぱり空っぽの陳列棚を見ると不安になりますよね。
マスクや除菌関連商品はただでさえ手に入りにくいのに、トイレットペーパーなどの紙類が不足するなんて。。。と考えると、正直残っている商品に手が伸びるのもあながち分からないわけでもないです。糖質制限してるからトイレいかないなんてことは無いので。ついで困ったことにおむつや生理用品も買い占めが起こりだしました。
お客様から「もうすぐ赤ちゃんが生まれるので、新生児用おむつを病院から準備して下さい」と言われてたけれど、どこに行っても買えない、との声も耳に入ってきました。急に必要になる場合がある生理用品や、介護おむつなんて、自宅介護してる方は外出もままならないのに、不足するなんて事になったらいてもたってもいられなくなります。ストックしておけよ、とかそういう問題ではありません。
まずは冷静になりましょう。急激な需要の高まりで、供給が追い付かなくなっているのです。
でもちゃんと入ってきますので、必要以上に買い込む必要はありません。日本全国民全員が不安なのです。今の自宅のストックを冷静に確認してください。
まだまだ出荷制限や、納品延期が続く商品、紙類はありますが、少しずつ入荷してきています。

しかし都内など人口が多いところはまだ実感は薄いと思われます。圧倒的に地方と比べ需要が違いすぎるので。ですがこれだけはご了承ください。優先順位はまず深刻な地域、病院等なので、それだけはなんとか了承してください。

政府からの全国全ての小中高休校要請

試験やら卒業式やら新入社員研修やらで忙しくなるこの時期に本当に大変な事態になっています。家庭ももちろん大変だけれど、学校側も年間を通して組んできたスケジュールが狂い、その調整に全国各地で大混乱が起きています。
政府は今回の要請の対象に、幼稚園と保育所は含まれないとしていて、文部科学省と厚生労働省は「幼稚園と保育所は1人で家にいることが出来ない年齢の子共達を預かっているため、今回の要請の対象に含めなかった。」とのことですが、1番濃厚接触がありそうな現場のように思います。
しかし、どうしても預ける側の親の仕事の都合や、近辺に頼れる人がいない場合も多いと思うので、今後その対応は早急にしていかなければいけません。共働きや、シングルなどの色々な事情で自宅に長時間子供を留守番させておくのは困難な場合には、学校で自習出来るところもあるようですが、自宅で自習の子供達は勉強が遅れるのでは?との不安の声も各地で寄せられているようです。あえて休校しない地域も出てきています。逆に学校の方が感染対策が出来る、との意見もございます。
本当に全国各地で決断が求められていて緊急事態になっています。。。
会社だって例外ではありません。社員の半分以上自宅勤務(情報通信機器を活用したテレワークなんていうのをよく耳にします。)にして感染のリスクを減らすとしていますが、そんなに簡単な問題ではありません。では会社に出社する社員の対策は?交代で休む?とてもじゃないですが内心みんな不安でしょうがないはずです。なんで私は出社?え?すぐ近辺で感染した方がいる?誰しもが口には出しませんがやはり他人より自分、そして家族が1番です。
ちなみにモグ君は個人事業主ですがどうなるのかと毎日不安がってます。

当店の現状

今現在、当店では紙類が少しずつ入荷してきています。トイレットペーパーは18ロール入りなど入数が多い商品はまだまだ不安定ですが、12ロールの入荷は徐々に安定へ向かっております。ティッシュペーパーも徐々にまとまった数入荷しております。とりあえず一部商品は購入点数制限を解除できております。生理用品はまだ2週間ほどこの先厳しいです。マスク、除菌関連は、コルクの地域では感染が確認された直後から問合せや開店前の行列が一気に増えております。開店1時間前からマスクや、除菌関連商品の入荷有無の問合せ電話が鳴りやみません。しかし、ちょっと高額なクレベリンは入荷しても現在即時完売とはなっておりません。ノンアルコールのウエットティッシュですらほどなく完売するのに。
多くの方に販売できればと本当に悔しい気持ちです。実際は、今この時間も作られ続けていて在庫が増えているはずのマスクなどの商品をどう自社で確保できるかで、かなり苦労しております。
しかし会社だけ、上の方だけが苦労しているのではありません。
「ドラッグストアで働いているんだから優先的に買ってるんでしょ。」いろんなお声もいただきます。。。そもそもたった数個しか入荷しないのにどうやって買うの?思わず声に出そうになります。プロとして失格ですね。
朝、風除室を開店前掃除してくれるパートさんは、マスク購入の為並んでいる方が自動ドアをたたいてマスクの入荷をたずねてきたり、視線が強すぎて精神的にキツイと体調を崩しかけており、「今日は早めにきて掃除を終わらせたので楽です。」。。。とにっこりされて言われた時にはもうなんとも言えない気持ちになりました。本当に憎い新型コロナウイルス。

感染が広まる地域もそうですが。。。


現状、感染が異常スピードで広まる地域にマスク等をまずは早急に送ると政府は進めています。
確かにそれは最優先です。でも、最優先の地域を含め、その物資は、誰が、どうやって、いつ、どのように届けているとおもっているんですか?不眠不休で動いているのは製造している工場だけではありません。政府だけではありません。
我が子に感染させたくないと守ろうとするその親だけではありません。
それを販売するコルクだけではありません。
(いくらそれが仕事であろうと)人が人の為に全国に運んでいるのです。
その運ぶ人にも守りたい人はいるのです。
それでも、その運ぶ大切な物資を傷つけないように、でも早急に、そして確実に、各企業との納品予定になんとか間に合うように、動いているのです。
売る側のコルクにも守りたいモグ君がいます。
コルクの店舗の納品業者さんから聞いた話しですが、
せっかく商品を運べたとしても納品を断られる場合もあるようです。
「マスクしてないならここから先は入って来ないで下さい、納品しないで下さい」。
ごもっともです。
特に病院関係本当に厳しいとのことです。分かります。分かりますが。。。
しかし、運んでくれる方々の企業によっては、その企業がマスクを準備してくれる。。。とは限らないようです。ではどうやって、すべて、予定通りに、安全に運べと?
「開店〇時間、〇分前から並んでるのになぜ買えない?」とのお気持ちはよくわかります。
優先順位はどうしても出てしまいます。本当に早くコロナウイルスが終息して欲しいです。

ドラッグストア従業員が教えるマスクを確実に購入する方法

入荷日(曜日)は各企業、店舗まず決まっています。緊急で変更することはまれです。開店時間はさまざまですが、開店1時間くらい前から並んでください。店舗によっては入口に入荷あるかどうか毎日掲示しています。ちなみに電話しても入荷状況ははっきりお答えしません。電話は無駄です。週3日はまず入荷すれば販売しています。30枚入りや65枚入りなんかは5~10箱などごくわずかの入荷になるので10人の列の中に並べれば買えます。まず買えます。たとえ箱入り買えなくても、7枚入りなどの数枚入り商品は現在買えるようになっています。お近くのお店で購入できた曜日、だんだん把握してきておりますよね?

マスクの転売と日本政府の対策

政府はマスク増産の指示を出しメーカーも24時間体制で増産しているのに、本当に入荷が少ないマスク。どうしても本当に必要な人がいます。 マスクをしないと入れない場所もあります。
最近よく耳にする「転売ヤー」と言う言葉。子育て中の主婦までもがマスクの高額転売を行なったり、さらにはなんと県議会議員までもが、この状況下でマスク販売で高額な利益を出していたというから驚きました。議員の場合、寄付するのならまだしもと思いましたが。
高額転売が続いていたヤフオクやメルカリでもマスクの転売が規制されることが決定しました。

ただひとつ思うことがあります。高額転売は規制されて当然ですが、適正価格に近い価格での販売は規制しないで欲しいなと。今マスクを購入するには、開店前にドラッグストアなどに並ぶのが一番確実なのですが、仕事の都合でどうしても並べない人々も多いと思います。その人達もマスクを入手出来る環境づくりも必要だと思うし、本当に早急になんとか入荷が見込めればとの思いだけです。

糖質制限中の方たちへ

糖質制限中の方へ。独身のかた、新婚のかた、子供がいる、介護が必要な家族が。。。いろんな「いま」を生きているかたが大勢いると思います。糖質制限中は、長期保存可能な米や乾麺、スナック菓子などは食べれません。ゆえに自宅待機などになった場合は簡単に買い物にも行けなくなります。。。特にスーパー糖質制限中であればなおさらです。肉、魚、低糖質な食材が簡単に手に入らなくなります。簡単に低糖質なレタスや生のお刺身が手に入りずらくなります。冷凍ストックしておけばいいじゃんと思われますでしょうが、モノにより再冷凍になりますので品質の問題も出てきます。「この異常事態に何を言っているんだ」と思われそうですね。
でもまだその時、本当のその時ではないのです。何度も書いていますが冷静になりましょう。
糖質制限中のかたは、通販を利用できるなら低糖質なパンを購入し冷凍保存し、缶詰めは鯖の水煮をストックしたり、低糖質カップラーメンをストックしましょう。常にアンテナを張り、最新情報を集めましょう。最悪の状況も考え、低糖質な食品以外にもコルク達はストックしております。物流がストップする、工場生産がストップするなど今後もまだまだ何が起きるか分かりません。

しかし逆に考えれば、ストックしだいで、超スーパー糖質制限も可能ですね。自宅待機になれば生活リズムや食事調整をいちから見直せますので。
とにかく感染拡大しないことを願います。

これだけは徹底して欲しいこと

ご周知のとおり、手洗いうがいを徹底して下さい。帰宅したらする、そしてさせるです。

感染リスクを少しでも下げるように徹底してください。

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